ご挨拶

トップページ

ご挨拶

大会長 安田 聡の写真です

第47回日本呼吸療法医学会学術集会
会長 吉田 健史

(大阪大学大学院医学系研究科麻酔・集中治療医学教室)

2025年8月30日(土)、31日の2日間、グランキューブ大阪にて第47回日本呼吸療法医学会学術集会を開催いたします。歴史ある日本呼吸療法医学会学術集会の会長を拝命し、大変光栄に感じております。

本学術集会のテーマは、「挑戦、そしてその先へ -Beyond the CHALLENGE-」としました。先人たちの挑戦なくして、呼吸療法医学の進歩はありません。皆様は、どのような夢に向かって挑戦をしてきましたか?そして、その先には何が待っていましたか?もしかすると、今ちょうど夢に向かって挑戦中という方もおられるかもしれません。

私は、医学部卒業後現在に至るまでに「何とか1人でも多くの重症患者を救いたい」という強い思いで診療活動を行ってきました。患者さんは、医療従事者にとって教師です。私に多くの疑問を投げかけてくれました。疑問を疑問で終わらせない。これが、私の診療活動の原点です。疑問は最も純粋な探求の動機であり、私の診療活動に深みを与えてくれました。このように臨床で生じた疑問を探求したいという好奇心を持ち続け、答えがすぐに見つからない疑問も多いなか、自身の可能性を信じて好奇心に導かれるまま、失敗を恐れずに挑戦を続けてきました。気が付くとこの20年で自発呼吸関連肺傷害という新たな概念を切り拓き、呼吸療法医学の発展に寄与できるよう、さらなる挑戦を続けているところです。

本学術集会では、呼吸療法医学に関する多くの疑問を見つける2日間にしてください。学会参加者との交流を通して、様々な疑問に挑戦する仲間とともに、探求心や好奇心を共有し、大いに2日間の学術集会を楽しんでください。夢に向かって挑戦をする楽しさを感じとり、学会参加者1人1人がこれから何か新しいことをやろうと沸き立つ思いになる、そのような学術集会にしたいと思っています。多くの皆様と大阪でお会いできることを楽しみにしています。